カシオレと枝豆と卵焼き

今週の頭、同僚と二時間くらい居酒屋で飲んだのちホテル行ってセックスしてひとりタクシーで帰った。酔ってたわけじゃなくてお互い合意の上でそうなったんだけど、いざそうなったらドキドキもしないし、なんのときめきもないし、セックスも普通だったし、なんか色々と拍子抜けした。自分とは違う世界の人とのセックス、少し期待してたのになぁ。とりあえずキスはあんまりしたくなくて、顔を背けてばかりでいた。行為が終わっても、数日が過ぎても、彼に対する感情は以前と変わりなく、舌を絡めたときのタバコの苦さすらもう忘れてしまった。あんなことをしたのに平然と挨拶を交わして、なんの意識もしてませんって顔ですれ違って、清楚な服を着て、後輩くんと楽しくお喋りとかできちゃう自分が恐ろしくなる。彼が秘密にさえしてくれれば誰にもバレることはないけど、なんでもないような顔して生きてる自分がとても気持ち悪くて許せない。でも今回の件でセフレと決別する決心もついたし、特別な感情がなくてもセックスできるんだなって再確認できたし、とりあえず前に進もうと思う。自分を安売りすることはもうしたくないなぁ。